【冬】
冬になると、シベリアや、朝鮮半島、中国大陸あたりから、越冬のために多くの鳥がやって来ます。
蓼科湖でも、結氷までは鴨の仲間も見られますし蓼科一帯には、"アトリ" の仲間で、
真っ赤な羽をもった、オオマシコやベニマシコ、ハギマシコといった小鳥たちも冬を越しています。
ただ、繁殖期と異なり、鷹などの天敵から身を守る為に、中には、大きな群れを作る小鳥もいるので、
そういう群れに出くわすと、結構賑やかです。 アトリ、イカル、マヒワなど、(全部アトリ科)
おしゃべりな小鳥達が耳を楽しませてくれるでしょう。
もちろん、渡りをしないで、年中この周辺にいる鳥たちもいます。
鷹の仲間では、ノスリ、ハイタカ、オオタカ、
キツツキの仲間で、アカゲラ、アオゲラ、コゲラ。
小鳥では、ヒガラ、コガラ、ゴジュウカラ、シジュカラ、エナガ、ウソなどです。
ヤマドリや、キジもそうです。
ヤマドリは日本固有種 (海外では観察されていない)として、 海外のバードウォッチャーには、
日本で、是非見てみたいあこがれの鳥の 1種のようです。 |
【夏】 蓼科高原一帯(広くは八ヶ岳周辺)は、まざまな野鳥が集まる事でも有名です。
春~秋には、東南アジアあたりで越冬している鳥達が、繁殖のために飛来し、巣作り、子育てをします。
たとえば、カッコウ、ホトトギス、ジュウイチ、などカッコウの仲間たち、
オオルリや、コルリといった素晴しく青い羽をもった者や、キビタキのように極彩色な小鳥達、
大きな者では、サシバ という鷹の仲間などです。
これらは、一般に "夏鳥" と呼ばれますが、季節としては、 おおまかに、
4月下旬 から 10月頃までいる事が多いようです。
雛が巣立つ7月末頃までは、縄張を確保する為に、盛んにさえずるので、その美しい声もたのしむ事ができます。 |
蓼科観光協会 | 公式サイト (tateshina.ne.jp) |